気づいたら5巻まで読んでいた。 千歳朔、最初はいけすかないヤリチン糞野郎だと思っててごめん。 1,2巻については前回の記事で述べたので、3以降について読んで思ったことを語る。 3の中で面白かったシーンは、東京に行くところ。福井の人が東京に出るのは非…
『千歳くんはラムネ瓶のなか』、通称『チラムネ』は主人公がリア充という(自分の経験では)珍しいラノベである。『このライトノベルがすごい』2021,2022年で2連覇している。しかもデビュー作である。過去には『SAO』や『俺ガイル』が連覇で受賞している。20…
小中高と読書感想文は苦手で、そもそも読書もあまりしていなかったのだが、今では読書好きになってしまったので、自主的に読書感想文を書くわけである。元々、読書や活字が嫌いだったのだが大人になるにつれて小説を読むことによって、知らない人の人生(フ…
どんでん返し屋さんである伊坂幸太郎の5つの短編からなる短編集である。 実は伊坂幸太郎の作品を読むのは初めてだったので、いつものどんでん返しがどんなものなのか良くわかっていない。 1作目の『逆ソクラテス』について感想を記そう。 「無知の知」は誰し…
お題「本の探し方どうしてる?小説でも新書でもしばらくハマった作者に飽きたり、作品をすべて読んでしまったりした時。次の本をどうやって探してますか?」 お題に答えてみる。 私の場合は、本を紹介するYouTubeの動画を見ることが多い。全く有名ではない方…
読んだのは一ヶ月ほど前になるが、朝井リョウ著『正欲』を読んだ。この作品は読んだ上でその後の考え方にも影響を与える。この作品について安易なことを言うことはできない。えも言われぬ読後感である。雁字搦めにされてしまう。 自分の想像の範囲外の事象に…
人は皆、無意識のうちに傲慢であると思う。それでいて、誰しもが善良な部分を併せ持つ。 『傲慢と善良』は二人の男女、架(かける)と真実(まみ)の恋愛、というよりはむしろ婚活に焦点を当てた謂わば婚活ミステリーである。これは恋愛小説ではないと言って…